診療科紹介 (チーム医療)

診療科紹介 (チーム医療)

糖尿病サポートチーム

糖尿病サポートチームについて

糖尿病サポートチームは、平成17年7月に立ちあげました。月1回の糖尿病教室開催や、糖尿病に関する業務の改善などを目的としたチームで、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・健康運動指導士・視訓練士・歯科衛生士・医事課職員がメンバーとなり活動しています。
日本においては、食生活や社会環境などの変化により、糖尿病などの生活習慣病患者が増加傾向にありますが、糖尿病と診断され治療を始めるという段階になった場合、特に糖尿病に関しては、患者さん自身が食事や運動などの生活習慣を改善しそれを継続していくという「自己管理」がかなり重要となり、医者まかせだけではいけない病気です。

糖尿病とは?

糖尿病とは血液中のブドウ糖濃度「血糖値」が正常レベルよりも高い状態が継続している病態です。
糖尿病の本当の怖さは合併症です。
放置していると、全身の様々な臓器に障害をもたらします。とくに糖尿病性網膜症糖尿病性腎症糖尿病性神経障害は糖尿病の「三大合併症」と呼ばれています。網膜症は血糖値の悪化に伴い、失明に至ることがあります。腎症も最終的には人工透析をしないと生きていけなくなります。また、高血糖によって動脈硬化が進むため、狭心症心筋梗塞脳梗塞が起こる率が高まり、また足の血管の閉塞や壊疽により足を切断しなくてはならなくなることもあります。
厚生労働省の調査によると医療機関で治療を受けている糖尿病の患者さんは約228万人います。(2002年の糖尿病実態調査)ところが実際の患者数はその数倍はいると推定されています。糖尿病であることに気づかないでいる人や、気づいていても治療をしないでいる人がいかに多いかわかります

糖尿病あれこれ講座

糖尿病講座当院で糖尿病を治療している方はもちろんのこと、そうでない方も、どなたでも参加できる形になっています。参加者には、考えたり体を動かしたりしていただけるようにと、講義を聴くだけにならないよう心がけています。
糖尿病のことはわかっていると思われている方も、一度参加してみて下さい。必ず収穫はあります。テーマは以下のとおりです。参加費など、詳細は薬剤科中島までどうぞ。

  • 開催日:原則として毎月第3水曜日
  • 時間:13:00~15:00時
  • 場所:5階研修ホール
パート1 (1)糖尿病ってどんな病気?-あなたの体の中でこんなことが起こっている!?-
(2)自分の食生活を確認してみましょう!
(3)運動をしてみましょう!-その1:なぜ運動をするの?-
パート2 (1)どうして糖尿病はこわいの?-合併症のはなし-
(2)どれだけ食べましょうか?-1日に必要なエネルギー-
(3)糖尿病のくすり-飲むくすりやインスリン-
(4)低血糖について
パート3 (1)糖尿病の検査値について-検査結果の見方-
(2)なにを食べましょうか?-食品交換法の使い方!簡単な計算方法教えます!!-
(3)運動をしてみましょう!-その2:どんな運動をすればいいの?-
(4)シックデイってなぁに?
パート4 (1)健康な食事の達人になろう!-糖尿病食は健康食-
(2)あなたの足は大丈夫?-フットケア(?)について-
(3)糖尿病と歯の深い関係!-歯を大切に!-

糖尿病と検査 -ヘモグロビンA1cについて-

小諸厚生総合病院 臨床検査科 小出 直人

どんな検査をするのか?
血糖検査

採血して血糖値を測る、糖尿病検査の基本です。空腹時の基準値は約60~110mg/dlですが血糖検査でわかるのは採血した時点での血糖値です。血糖値は食事や運動、ストレスなどでも大きく変動します。

HbA1c

そこで血糖コントロールの善し悪しを判断する指標として注目されるのがHbA1c (ヘモグロビンエーワンシー)検査です。ヘモグロビンは赤血球内の蛋白質の一種で酸素と結合し全身の細胞に酸素を送る働きをしています。血糖値が高いと血液中のブドウ糖がヘモグロビンに結合しグリコヘモグロビン(HbA1c)というものにかわります。グリコヘモグロビンは一度できると赤血球が死ぬまで消滅しません。HbA1C検査はその平均寿命ともいえる過去1~2ヶ月間の血糖状態を反映したものとなります(健康な人は約4.3~5.8%)。そのため検診などで血糖がひっかからないように検査の数日前だけ食事制限してもそれはHbA1C検査ですぐバレてしまうのです。(血糖値は基準範囲でもHbA1cがそれまでの高血糖状態を反映して高値になってきてしまいますので)この検査は血糖状態に関する検査の中で一番ながい血糖状態をあらわす指標です。糖尿病は高血糖状態が続くことで起こる合併症が怖い病気ですから長期間のコントロール状態がわかるという事は治療上でも非常に大きな意味をもっています。
糖尿病と言われたら定期的に検査をうけ、より良い血糖コントロールを続けましょう!

委員長:中島郁江(薬剤科)
事務局:同上