臨床研修医

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地域医療

地域医療の研修内容

小諸厚生総合病院は、小諸市および近隣の市町村における保健福祉活動の活動拠点です。
地域医療研修では、

  1. 主に在宅で寝たきりの患者さんを対象にした訪問診療、訪問看護、在宅支援などを通じて地域に根付いた高齢者医療の実情を学ぶ。
  2. ヘルススクリーニング、人間ドック、一般検診などを通じて、疾患の一次予防の経験を積む。
  3. 老人保健施設の研修を通じて、入所・デイサービス、ショートステイなどを中心とした高齢者のケアを学ぶ。

ことを目的としています。

特有の研修内容

地域福祉課 高齢化社会到来とともに患者さんの年齢も高齢化し、いくつもの病気を抱えて一日に数科併診せざるを得ない方や、寝たきりであったり、身寄りがなく家族による介護を受けられず病院への受診が困難である方がどんどん増えています。そのような患者さんたちと包括的に関わっていく部門が、地域福祉課です。総合診療科外来では、いくつもの疾患を抱え、訴えも多岐にわたる患者さんに対し、できるだけ時間をかけてゆっくりと訴えを聞き、時にはその人の社会背景も参考にしつつフォローしていきます。在宅患者さんのための訪問診療は週3回から4回,1回平均7,8軒のお宅に伺い、大きな変化がないか診察し、変化があれば在宅での加療でよいか、入院加療が必要かなどの判断をします。これからは、特に高齢者の占める割合が増えていきますので、専門分化した医療を学ぶことと同時に、このような主に高齢者を対象とした医療を学ぶことが必ず必要となってきます。また、訪問看護ステーションや在宅介護支援センター、ソーシャルワーカー、ケアマネージャーとも常に情報を交換しあい、その患者さんにとってどんな方向が一番良いかを決めて行きます。現在、当院で在宅訪問診療を行っている患者さんは約60名であり、胃ろう・経管栄養はもちろん、在宅人工呼吸器、在宅 IVHなど、実際に行っている医療はきわめて多岐にわたります。

プライマリケアとの関連

保健予防課 疾病の一次予防を基本において、人間ドック・ヘルススクリーニング・市一般検診・健康診断・予防接種などから、今年で32周年を迎える「実践保健大学」を通じて地域への保健福祉活動のフィードバックなど幅広い活動を行っています。特にヘルススクリーニングは年間数千人規模で行われ、一次予防に大きく貢献しています。主にドックやヘルススクリーニングの診察を学びます。限られた時間で異常を拾い上げ、それを2次検診につなげていくトレーニングとなります。じっくり診察できる一般の外来と違い、決められた時間内に決められた数をこなしていく必要があり、短時間で最大限の所見を取れることが目標です。自分から訴えのある方もいますが、ほとんどは普段健康に過ごされている方なので、普通に日常生活を営んでいる集団から病気や異常を見つけ出すことの重要性を一緒に学んでいきます。

基本的知識の習得

老人保健施設 当院の付属施設「こまくさ」を通じて、高齢者医療の実際を学びます。入所者の回診をはじめ、食事介助、入浴介助など、機能の低下した方たちをいかに安全かつ確実に生活させていくかを一緒に考えていきましょう。